自由ー中場(JIYU-TYUBA)TAKE8

前回のあらすじ

大手合法YouTubarのいろは率いるいろはTVとのコラボ企画により、とある埠頭の倉庫にたどり着いたケイたち。しかし、いろはTVのメンバーはキムチ鍋にケーキとマヨネーズをぶち込んだような個性の強すぎる奴らだった!

TAKE8

キャラ濃い奴は大体友達

「だ、大丈夫か?」

「…アーモウ!ナンデコンナニモロイコンクリノユカツクルカナー。」

何だコイツ、5メートルぐらいのとこから飛び降りて頭から着地したのにすり傷一つ付いてねぇ!それどころかコンクリの床が…割れてる?

「彼女はミラだ。仮面をつけているが、スタイルのいい女性であること、やったらめったらに身体が頑丈なこと、そして大企業の社長令嬢であり、大人気作家であること以外は全て謎に包まれている。」

「それでよくバレないモンだな!!」

「そういえば、ミラの動画は自身の小説についての告知か体を張った物が多いな。俺は「紐なしバンジー、やってみた!」が好きだな。」

「僕は「ロードローラーと相撲してみた。」がすこ。あれは本当に草生えた。」

「体張るってレベルじゃねーぞ!オイ!」

「イヤーソノヘンハマァ、ヨユウダッタカナ。」

「ウソつけェ!仮面が険しい表情に差し替わってるの分かってるかんな!!」

にしてもタダのバケモンじゃねーか!

「さてと、お互いの自己しょ…いや、事故紹介が終わったとこでケイ、今回の企画内容を教えていっ!」

事故紹介とか誰が上手いこと言えと!?

「てかいやいやいや俺達はまだ自己紹介やってな…」

「まあまあ、そういうのは…以前の話でやったことあるしさ…テンポ的に…もういいでしょ。」

「あっ、はい。」

「企画については私、アンから説明させていただきますぅ。今回の企画を簡潔に言うとまあただの鬼ごっこでーす。今、Youtubaにライブ映像でこの場所を映してるんでその内に動管省の方々がここに来ると思いますが捕まったらヤバいので捕まらないようにしましょうっ!では、皆さんご無事で、さようなら~。」

「ガチャッ、バタン。ブーン…」

「は?何で一人で俺たちのバンに乗ってったんだ?」

「いやー、ケイたち大変だなー、ていっ!」

「ん?何を言っているんですか、いろはさん。そもそもここら辺の倉庫は立ち入り禁止区域なのでどちらにせよ捕まっちゃいますよ~。」

アンの声だ。どっから流れて…ってグラサン付きのドローン!!こりゃあTAMAも加担していやがるな。

「今の話マジ?」

「マジよ。」

「マジで?」

「マジでーす。」

「マジかああああああああっ!」

「ん?でもそれじゃ動管省の奴らもここらには入れないんじゃないのか?」

「いいや、エイトは知らなくても当然かもしれないが、今や動管省はこの国のほぼ全てのことに関する権限を持っているんだッピ。警察じゃなくても現行犯逮捕ができ、こんなところに立ち入ることなんて事は造作もない事だッピ。」

「んなムチャな後付け設定勘弁してくれって!!」

「ねーねー、そんな話はどーでもいいけどモタモタしてると動管省の奴らが来ちゃうんじゃな~い~?」

「げっ、そうだった!逃げるぞ!」

「おい!待ていっ!俺たちも逃げなきゃマズい!」

「おっ、動き始めたわネ。TAMAがハックしたよほどのことが無い限り動管省に位置バレしないGPSと、各メンバーに取り付けた発信機を利用して、と。これでアプリのマップ上に全員の位置が映ったわね。さぁて、誰が一番にここまで来るかな~、ッと。」

「ピピッ!」

「ふー、アンのやつ何だろうな。ドSと言うか悪趣味というか。ま、こんなプラカード持ちながら盗聴してる時点で僕も人の事言えないか、草。それに、自動追尾にしてるとはいえ、9機もドローン飛ばすのめんどうなんだよな~。」

ポルナレ埠頭

逃走者:残り9人