自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE9

「ったく、んのヤロー!何だこの命がけの鬼ごっこは!知らない内にみんなともはぐれちまったしよォ。」

「それを言ったら、こっちなんて完全にとばっちりだけどな☆」

「いろはさん!」

TAKE9

目がいいとなにかと便利

「いろはでいいよ。君と俺とはおんなじモノを感じるしねっ☆ていっ!」

重度のチャラ男からおんなじモノは感じて欲しくなかった!

「あれ~っ、今ヤな顔したでしょ。そうじゃなくって、お互い頼れるものは自分の運動神経だけってコトよ!

…その鍛え抜かれた体はただスポーツやってるってだけじゃ身につかないもんね!」

…驚きだ。俺が今身に付けているのは体のラインがほぼ隠れるブカブカの長袖長ズボンだ。それなのに俺の運動神経が分かるなんて。

「まあね、俺にはいろんなモノを見透かせる「目」があるからね、ていっ!」

「目?」

「ん~っとね、例えば見た人が何が得意でどんな仕事をしてるかとかなら大体分かるかな。あとは利き手とか~、無意識のクセとかも見れば分かるね~、ていっ!」

「そんだけ見えればもしかしてあんなモノやこんなモノとかも…」

「概形は分かるけど色とかはさすがに分かんないねっ☆」

「あははははは!」

「あははははは!じゃねーよお前ら。」

「ケイ!」

「やっと見つけたと思ったらそんな話しやがって。

…何で俺も入れてくれねーんだよ。」

「そっちかい!」

その後三人でしばらくお互いの理想を語り合うのであった。

「いたぞー!」

「ポイッ!

…ドガーン!!」

「うわーっ!!ば、爆発した!?もうダメだ!

…って煙じゃないか!」

「ヤバッ、バレタ。逃ゲナキャ。

TAMAカラ火薬セット一式を貰ったはいいけど、これじゃ捕まるのも時間の問題だワ。」

「ねーそれ一個貸してー。」

「危ナイからダメよーダメダメ!!ッテねッ!!」

「ふーん。いーから貸してー。」

「ア、ちょっト!…ッテアンタはりーさ!」

「我もいますぞwww」

「エト、誰だッケ?」

「ヤオですぞwww共演者の名前を把握しないのはありえないwww」

「とりあえずそれさー、かいぞーするからちょっと待ってー。」

「ジャキッ!」

「…道具箱。」

「爆薬はー、ニトログリセリン辺りに変えてー、」

「…」

「…ねー何かツッコんでよー。危険じゃないの?とかどーやって扱ってんの?とかさー。ニトログリセリンとかどー考えてもおかしーじゃん。」

「エエッ?今ノボケてたノ!?」

「我もわかりませんでしたなwww」

「あーもー。これだから学のない連中はー。」

カノンもヤオも勉強が全てだとは全く思っていないが、その心無い言い方に「グサッ」っと来るものがあったようだ。

「今のは聞き捨てなりませんなwwwそうやってむやみやたらに人を小馬鹿にするのはりーさの悪いクセですぞwww」

「ソーヨソーヨ。高卒ダロウと中卒だろうとりーさより偉い人何かいっくらでもいるんダカラ!!」

「で?実際アンタたちはどーなの?ただのいちYouTubarってだけでちっとも偉くないのにキャンキャンほえてさー。それにそーいうのを負け犬の遠吠えっていうしねー。

だから学の…」

「ムキー!!許さン!!」

「こういう間違った考えは正して導く以外ありえないwww」

こうして三人はしばらく小競り合いが続くのだった。

「っわあ~っ、ピョコルだ~かっわっい~!」

「やめるのだッピ、キリ姐とやらよ。」

「っわあ~っ、喋ってる姿もかっわっい~!ねぇ、触ってもいい?」

「…全く、しょうがないッピね~。」

「イガイトマンザラデモナサソウナノネ。」

「ミラ!…ずいぶんと早く見回りが終わったのね。」

「…ゴマカサナイデ。キリネエサンガスケバンッテナリニモカカワラズカワイイモノガスキッテイウノハモウミンナワカッテルヨ。アレダケ、ハムスタートカウーパールーパートカノドウガアゲテタラネ。サスガニ「ショクイク」ッテメイモクデウーパールーパーカッテタベテタノハチョットビックリシタケド。」

「た、食べたのかッピ?あれを?」

「ああ、ウーパールーパーって今じゃ食用も市場に出回ってるみたいだからな。可愛くて腹にもたまる、まさに一石二鳥!!」

「…キリネエサンッテゴクマレニコウヤッテイガイトムゴイコトスルンダヨネ。」

「いやあれは命の大切さを知るためにするモンだし。」

ってことは拙者も…まさか、な。

え?大丈夫だよな?ケイたちが前にニワトリのほうがウマい的な事言ってた気がしたけどさすがにジョークだよなッピ。

「まあ、そんなのはいいからもうちょっと見して触らせてモフらせて~!!」

「…しょうがないッピ。」

こうしてこの三人も足止めを食らっていた。

「…誰もかしこも命かかってんのに緊張感がないってゆーかぁ。こんなの視聴者が見てもつまらないだろうしぃ、カットが妥当ね。まあ、この辺は強請りのネタにでもしようかしらネ。」

「…わかってたけど悪女すぎて草生えるな、アンの奴。ま、僕は合流のおかげで飛ばすドローンの数が減って楽になったからよしとするかなぁ。」

「見つけたぞォ!」

「おっと、さっそく見つかったグループがあるみたいネ。そうだ、動管省から逃げて、走る、最中、この企画の名前はこの三つを略して「逃走中」にし-よおっと!」

逃走中 ポルナレ埠頭

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