自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE11

「アイ、いや心!オマエ、ホントに動管省に入っていっ!たのか…」

「しかも服が銀と白の斜め縞ってことは…

動管省のNo.2!!」

「ん?誰なんだ?アイツ。」

「元イコイのメンバーだよ。ぶっ壊れ荘の2号室、空き部屋だったろ?そこの。」

「ふーん。…って、ええっ!?じゃあアイツは元YouTubarってことかよ。真逆の職業にジョブチェンしたのか~。」

「ジョブチェンって言い方やめろ、ていっ!」

「ねー、そんなのどーでもいいから出口探そうよ~。」

「マッタク、りーさハドレダケマイペースナンダカ。」

「そーじゃなくってさー、アイが動管省になったんならここに仲間呼んでくるんじゃないの?って話ー。あっちはフル装備なんだからいくら人数いても勝てっこないしさー。」

「何だ、そんなことか。安心しな。ここに動管省の関係者は僕しかいない。」

「いや、ウソだろ。さっきマジモンの奴見たぞ。」

「…おそらく、それはアンの差し金だろう。彼女のことだ。それっぽい服や道具やらを買って雇った奴らに渡したのだろう。」

 

「…全く、相変わらず察しがいいのね。おかげで企画丸つぶれじゃないの。」

「…なーるほど。ずいぶん軽いノリでやってたと思ったヨークシャーテリア。そういうことだったのネームプレート。」

 

「…で?その動管省のNo.2様がたった一機のヘリでこんなところへ来て何の用なんだ?」

「ん?何だこの見慣れないムダにいい声したサルは。」

「うっせ、俺は新メンバーのエイトだよ。このゲス野郎直々に誘われたもんでな。」 

「ほう、となるとそこのヒヨコもどきもそういうことか。あのニュースを見た限り、ロロの最高傑作と言ったところか。」

「もどきとは何だ!も・ど・き・と・は!!ッピ。」

「まあまあピョコル、怒んなって。

…ゴニョゴニョ。」

ケイがいつものニマニマ顔でピョコルに耳打ちした。

「さっきはよくもウズラ以下のちびクソジンジャーマンと言ってくれたなッピ!」

そこまでボロクソにはいってないだろ。あとジンジャーマンの風評被害やめろ。

「おい、近づくな、ヒヨコもどき!やめろ!」

「何だ?」

「あー、そういえば心の奴、動物アレルギーだったていっ!しかもピンポイントに羽毛とかの。」

「アタシも前に一回だけ見たけど、ひどかったもんネ。」

「ってわけでぇ、撤退してくれるかなぁ。」

ケイはさらにニマニマしだした。

「…次はこうはいかないからな。」

「ガチャン!バババババババババ!」

「…ずいぶんと立派になったものね。」

「…アンか。いないと思ったらこんなところにいたのか。ということはTAMAもこの辺にいるわけか。」

「今回はずいぶんとラッキーだったわね。ピョコルのおかげで助かったみたいだし。」

「アレがケイたちの手に渡っていたのは分かっていたが、まさか付け込まれるとはな。」

「そりゃあ、動管省のNo.2となるといくらアイツらでもひとたまりもないもの。アイが動管省のNo.2と分かった以上、もうダメかとおもったわ。」

「フン、また会う日を楽しみにしているよ。」

「ババババババババ!!」

「ふいーっ!何とか助かったー!そのピョコルだっけ?が心に向かっていっ!なかったら一瞬で簀巻きにされていっ!たな。」

「現行犯だし間違いなく終わってたな。」

「そんなにすごいのか?アイツ。」

「ああ、少なくとも俺やケイじゃ相手にならないぐらいの完璧超人だな。」

「それに動管省は偉ければ偉いほど相手を捕まえることに特化した武器が支給される。No.2ともなると50人がフル装備でかかってきても勝てるかどうかってトコだな。」

「そんなに。…ホントに今回は運がよかったってことか。」

「まあ、とりあえず今はみんなが無事で何よりだ。

っつーわけで今の企画は破棄してぇ、俺達を地獄に落とそうとした二名をあぶりだす企画に変えるかぁ。」

クズみたいな発想だけど、みんなが賛成の意を示した。

「TAMAとアンはどこじゃああああああああああっ!!!」