自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE15

ぶっ壊れ荘内のミーティングにて

「そういえばさぁ、俺達の紹介動画って半年前から変わってないよな。」

TAKE15

自己紹介で最初の奴は大体グダる

「確かに言われてみればそうね。三か月前に入ったカノンが入ってないし、ここ最近じゃエイトとピョコルもメンバーに加わったものね。そろそろ新しいの作ってみる?」

「サンセ~イ!」

「良いと思ウーロン茶。」

満場一致だ。でもどんな動画をつくるつもりなんだろう。

「今の動画はリレー形式で各自で自身をアピールしていく動画だよ。見てみルーブル美術館?」

「うわわっ!!…ってTAMAか。マジで隙あらば心読んでくるのな。」

「拙者はなんだかんだでイコイチャンネルの動画を見たことないからな。見てみたいものだ。」

「う~ん、確かに俺もないな。急上昇とかでサムネイルだけ見たりはするけどわざわざクリックしてまで見たいとは思わないな。自分の映っている姿を見るってのもな~んか気恥ずかしいしなぁ。」

「ほ~ん。じゃ、ちょっと見てみようぜ。」

「カチッ。」

イコイチャンネルの紹介リレー

「ダギューン!!(銃声)」

「タタタタタタッ!」

「イコイチャンネルのリーダー、ケイですっ!主に企画を担当してますっ!クズだとか多重人格だとかよく言われますが、実際はそんなことありません!特技は将棋などのボードゲーム全般と人をイジることです!よろしくお願いしまぁーす!!」

「いや待てえええええええええええええいっ!

ちょっとストップストップ!この動画止めて!

…何これ?」

「リレー形式(物理)の俺達のチャンネル紹介。」

「それはわかってんだよ!一番ヤバイのは号砲の銃に実弾使ってることだよ!公序良俗に反してるこの動画が消されねーのがもう不思議なくらいだよ!」

もはやリレー形式(物理)には何も反応しないのだな。そうか、これはつまりイコイの中で比較的、というかかなりの常識人であるエイトですらこのイコイのボケボケ空気に汚染されているということなのか…フッ、拙者もエイトの二の舞になる日は近いのかもしれぬ、か…

ムダに物思いにふけるピョコルであった。

「まっ、そもそも動画法犯している以上、実弾かどうかにこだわったってもはや何の意味もねーけどな。」

「あっ、それもそっか。」

「ノリ軽っ!ってか動画法万能すぎないッピか?

何なの?動画法違反って全ての犯罪の頂点にでも立ってるのかッピ!?」

「このまんまじゃ話進まないからさっさと次いくよー。」

「カチッ。」

ケイはYouTubaの三角形をクリックした。

「タタタッ!」

「はいっ!(バトンパス)」

「タタタタタタッ!」

「イコイのマネージャー兼動画の編集担当のアンですっ!センスが変態的すぎて謎だとかツンデレキャラだとかよく言われますが、実際はそんなことありません!特技は株式や外資のトレードでの金稼ぎです!今後ともイコイチャンネルの応援、よろしくお願いします!!」

まあいいよ。色々問題ある気はしなくもないけどここはもうスルーで。

「タタタッ!」

「はいっ!(バトンパス)」

「はいよおお!」

「ちょいまち。コイツどっかで見たような…」

「ああ、アイね。二カ月ぐらい前までイコイにいたからこのまま動画が残っちゃってるのよ。二年ぐらい前に急に政治家目指すって言って以来、選挙活動してたらすぐに当選しちゃってねえ、しかもかなりの重役ってさ。今考えれば確かにここにはもったいないくらいの逸材だと思うわね。まあ、今は休業中ってことにしてるけどあの様子じゃ戻ってこなさそうだし、…ってそうだ、これも今回の企画の理由の一つなんでしょ、ケイ。」

「…アイツとかさぁ、いろはとかさぁ、ロロ達と四人で気楽にYouTubarやってた時は平和だったよなぁ。まだ動画法とか何にもなかったしさぁ、規制もないから今までよりもいろんなことができて…」

「あー、どうやら完全に過去の栄光にすがりついてるモードに入ったようね。こうなるともう大好きなひまわりの種をあげないとダメね。」

ハムスターかよ。確かにひまわりの種おいしいけどさぁ。

「タタタタタタッ!」

「イコイチャンネルの出演者やってるアイですっ!めちゃくちゃ極度のアレルギー持ちとよく言われますが、実際そうです!」

まあ確かにコイツは極度のアレルギー持ちだったな。

「特技は特にありませんが、大体のことなら人並み以上には…できます。今後ともどもイコイをよろしくお願いいたします!!」

「一番タチ悪いやつじゃねーか!!!」