自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE20

店の外。

「では早速ですが、クイズを始めます。コンビニの。司会進行はこの青田街の島田紳助こと商い仙人がお送りします。」

「いきなり何か始まりやがった!!」

TAKE20

皆が見たいのは珍解答

「ほいじゃ早抜けリレークイズ第一問。」

「ヘキサゴン!!」

「ちょちょちょ、いや待てーーーーーーーい!!」

「何だ?騒々しい。」

「何でいきなりクイズ始めてんだよ!しかもヘキサゴンはアウト、じゃなくって皆何事もなかったかのように順応してるしさぁ!!」

「何だ、そんなことか。今時柔軟な適応力がないとうまく世渡りできないからな。そういうことだよ、いつまでたっても彼女ができないのは。」

「うるせー!!何で知ってんだテメェー!!」

「仙人たるものそれぐらい知ってて当然じゃ。」

前にケイと一緒に魚民で飲んだ時にたまたま聞いただけだけど。

「まあ大陸横断したりはせんから安心せい。」

「そんなウルトラなクイズはしなくていいんだよ!」

「ほいじゃ気を取り直して第一問。」

「コンビニって何の略?」

あ~コンビニって確かコンビニなんちゃらって略称だったよなぁ。あのよく覚えてないけどムダに長いヤツ。

まあぶっちゃけ今はまだ俺の回答の順番回ってないから関係ないけどな。

「ピンポン!」

「コンビニエンスストア!」

「はい、すり足の奴、正解。」

「めん、どう、あとは任したぞ。」

「りょーかい!」

「です!!」

「…おのれ、拙者の押しが僅かに遅かっただけに…」

「まだあるから大丈夫だろ。」

「んじゃ第二問。コンビニ発祥の国はどこ?」

「ピンポン!」

「アメリカだッピ!」

「おっ、…

正解!」

「何で溜めたんだッピ!?」

「いやぁ、仙人たるものなんとなく溜めたくなる時があってな。それにしてもよく知っていたな。」

「某日系アメリカ人が言ってたのを覚えてたッピ!」

日系アメリカ人…カノンか。

「で、次は俺か。」

「第三問、日本のセブンで一番最初に売れたものは?」

…分からねぇ。でもあっちも分かってないっぽいし。

「う~ん、分からないなぁ。」

「ないなぁ。」

「ってオイ!そっちだけ二人とか不公平じゃねーか!」

「だってしょうがないじゃない!」

「ない!」

「何でだよ…」

でもケイは頭いいしすぐに抜けられるって考えれば妥当なハンデな気はしなくもない、気は。

「おいエイト、あれ。」

「ん?」

「答えは僕のトレードマーク。」

カンペだああああああああああああああ!!

てことは…ゾゾスーツかグラサンのどっちかだよな。どんぐらい前かは知らんけど昔にゾゾスーツあったような気はしない!つーかコンビニで衣類は売らないだろうしってことを考えればグラサンか!

「ピンポン!」

「サングラス!」

「正解だけどなんか気に食わん。」

「何でだよ!」

「さあな。仙人だからかな。」

「よし、お互いラストだから頑張ろうぜ。」

ケイってあんなこと言うキャラじゃないよな…

って、ケイの奴だんだんニマニマしてきたぞ。絶対何か悪いこと企んでるぞコイツ。

「第四問、セブンのロゴでイレブン部分にアルファベットが使われていますが、五つのアルファベットのうち一つだけが小文字です。そのアルファベットは何?」

「急に難度上がってねぇ!?」

「ピンポン!」

「誰だ?

…めんとどうの双子姉妹だ!」

「あー、略すとメンドー姉妹になるな。」

「何悠長な事言ってんだよケイ!」

「さあ、答えは…?」

「…分からない、けどA!」

「A!」

「はははははは!イレブンのスペルにAなんて入ってねーよ!どうしたァ!?間違えてボタン押しちゃったのか?」

「いや違う!ケイがメンドー姉妹のボタンを押したんだッピ!」

不正じゃねーか!

「お手付きですね。お手付きはその問題の回答権を失います。」

「ずるい…」

「るい…」

「ピンポン!」

「ケイ!」

「分からん!」

あー、あれ絶対ウソだわ。

「…となるとこの問題の解答権を持つチームはいなくなるので、次の問題だな。」

「なあ、もしかしてだけど…」

「おそらくそのもしかしてだなッピ…」

ケイの奴、これを繰り返す気じゃないだろうな!!

なんとなく察した俺達を見たケイは極上のニマニマをしだした。

「やっぱり!!」

「ほいじゃ気を取り直して第五問、コンビニなどのチェーン店ででよくあるフランチャイズ。この意味を答えよ。」

「ピンポン!」

「クズだー!!」

「…フライドチキンを売っている店。」

「店。」

「そしてコイツ等もバカだー!!」

そしてメンドー姉妹はこれが百問近くも続く生き地獄を味わった。

「おっと、もう出せる問題がない。…しょうがない、引き分けってことでちゅうばさんの一番くじは二組でシェアしてくれ。」

「…しょうがない。」

「…ない。」

「アイツのやり方は汚かったけど普通にやっていたら負けていただろうし、負けだとクジは一つも買えなかっただろうからな。今回は俺のおごりだ。よく頑張ったな。」

「…うわーん!すり足先パイー!」

「先パイー!!」

「よっし、なぜか引き分けになっちゃったけど俺達もクジを買うか。」

「すいませーん!」

「ちゅうばさんの一番くじくださーい!」

「さーい!」

「え?あ、クジならさっき売り切れちゃいましたよ。」

「何でだよ!!!」