自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE27

「フー、結構辛かったワネー。」

「食ってるときなんか全然辛そうに見えなかったけどな。」

「マア辛さのランクで言ったら中の下ぐらいカシラネ。」

「あれで中の下とかオマエ味覚どうかしてると思うよ!?」

TAKE27

辛味に強い人は全く辛そうに食べない

「サテト、次の激辛店行きまショウ!」

「え、ちょ、カノンまさかハシゴするのかッピ?」

「当タリ前デショ。コンナンジャ全然足りないモノ。」

「そういえばアンの作った飯を一番食ってるのはケイでもなくエイトでもなく、カノンだったなッピ。」

「確かに。一回カノンとわんこそば食いに行ったときは500杯ぐらい食ってて店の在庫全部食い尽くしてたな。もはやフードファイター顔負けってレベルだわ、こりゃ。」

「胃袋にブラックホールでも入ってるのかッピ?」

「どうだろな。」

「次ノ激辛は、ここヨ!」

「蒙二郎中本…ってコレ完全に名前がアウトじゃねーか!つーかもう俺、すでに胃もたれしてるんだけど。」

「ダッタラ食べなければいいじゃナイ。シカモここ、食べ物のレベルをはるかに凌駕している辛さと量が話題になっているからエイトとピョコルは安易に手を出さない方が良いと思ウ。」

「食べ物のレベルを、」

「はるかに凌駕している辛さと量?」

「コ、コイツ本当に人間か(ッピ)…」

「ガラン。」

「らっしゃい!」

「予約シテタシンドウです、アレありますカ?」

「おー、カノンちゃん。いつもありがとうな、もちろんアレも仕入れてるぜ。上からの撮影許可も取ったからガンガン撮影しちゃっていいかんな!」

上って何だよ、これに本店でもあんのか!?

「ヨシ、じゃあコレお願いシマス!!」

「おぉっ!」(周りのモブ)

「超魔界業火天変地異地獄スーパー味噌麻辣担々麺丸ごとチャーシュー五個添えだな?あいよ!」

ナニソレ?クソゲーのラスダンか何かの名前?

「てんちょ~、舛添はいりま~す!」

そう略すの!?魔ス添えで舛添なの!?

44分後。

「いっせーの、さ…」

「お待たせいたしました、舛添でございます。」

長すぎてもはや正式名称すら言わない!

「…うっ!ちょま、あ~ギブ!ギブ!ちと外出さして、頼むから!マジこれ命に関わるから!!」

「ガラッ!」

「辛いの苦手とはいえ匂いだけでエイトがッピ!?」

「そう、これがウチの舛添さんだよ。調理する専用のシェフを雇うぐらい辛さも量もスペシャルなんだ。」

「もはや畏敬の念を抱いたのか「さん」付けになってるッピ!」

「辛いのには慣れてる店長の私でも覗くだけで目が痛くなるからね。一度口に入れたときは失神しかけたからね、ハハハ。」

マジで笑い事じゃないッピ。

「つーかそもそもこれ、完食した奴いるのかよ。」※匂いに慣れて戻って来たエイト

「あー、いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、…二人ですね。」

「何で二人なのに指折って数えたんだよ。フツーに二人って言えばいいじゃねーか!」

「その内一人は君たちみたいにYouTubarの企画の一環として来てたね。確か仮面をつけていて電子音で喋ってた女性の方だったかな。」

「なんか知ってる人だった!」

「結構もだえながらも三時間ぐらいで完食してったね。」

「マジか、あのミラでそれかよ。」

「イエーイ!ピョコル、撮影準備OK?」

地獄がこれから始まるって事分かってんのかなぁ。

「いつでもOKだッピ。」

「デハ、いざ実食!イタダキマース!!」