自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE34

「つーか何だこの花粉危険地帯(バイオハザード)は!!」

「あっ、黄色いのが飛んで来たー!」

「来たー!」

「上から来るぞ、気をつけろぉ!」

「薬飲んだばっかなのに勘弁してくれよ。」

TAKE34

アレルギーは命に関わる

「わああ、誰か助けてー!」

「うわー!」

「キャー!」

「すでに民間人にまで被害が出てるようだな。」

「ようだなー。」

「数もかなりのものだ。1.5m級から5m級、それに鎧の花粉までもがここにいるなんて。…これだけは違法YouTubarに見せたくなかったんだがな。」

これだけは使いたくないっていうような技って結局使うよな。なんつーかマンガあるあるっつーか。

「しょうがない、優先すべきは民間人の平和だ。行くぞ、めん、どう!」

「固定ェェェェェェェェェェイ!!」

「な、なんだ!?あれだけ大勢の花粉コスの奴らが一瞬で防具まみれになって捕まっただと!?」

「どーだ、驚いたか!」

「たかー!」

「これこそが私達動管省けんどう部専用の違法YouTubar拘束ガジェットのボーグだ!どうだ!これを見て観念…」

「ゴチン!」

「言い過ぎだっつの!敵に情報漏らしていいことなんかないだろうが、アホども。」

「すいません。」

「ません。」

このレベルのガジェットで黄色や緑(係長~課長レベル)って考えると前に会ったNo.2とかだとどれ程のモノになるんだろうか…考えただけで末恐ろしいな。

「なーにボーっとしてんだこのサル!私達のガジェットのあまりのすごさにおじけづいたかー!」

「かー!」

「無駄話してないでさっさと片付けるのが先だろうが、まだまだ花粉が飛びまくってんだから。」

「そうでした。」

「…でした。」

「それにしても花粉が多すぎる、誰か援軍が欲しいというのが正直なところだな。」

「ドゴッ!」

「これが!イオン!ブロック!」

「竹藪院長!」

「私も医者だからな、患者の命を脅かすような花粉には早急に消えていただかないと困る。正直動管省の強行的な姿勢は気に入らないが今回だけは協力するとしようじゃないか。」

なんだ、ただのバカ院長だと思ってたけど結構イイトコあんじゃん、見直したな。…ん?病院は?

「あれ?院長、そう言えば私達の後にもアレルギーの患者さんいましたよねー?どーしたんですかー?」

「ですかー?」

「うん?え…ああ、そうだった。戻らなくては。」

「タッタッタ。」

やっぱバカ院長じゃねーかァ!!

「あの院長、アレでよく医者できるよな。俺達なんかパッと見ただけで薬出しますねって言われて診察終わったぐらいだったしな。」

「俺も同じようなモンだったよ。」

「ホ~ウ、お困りか!」

「って今度は商い仙人!どっから!?」

「仙人たるものピンチは必ず現れなければならない。」

「商い仙人?」

「仙人?」

「前にも会ったはずなんだけどなぁ。まあ、ここの元会長だよ。今は青田街のどっかしらで怪しい物売りしてるけど。」

「今日は掃除機売りじゃ。どれだけ大きな花粉じゃろうと変わらない吸引力で吸い込んでやるわい!行くぞ!」

「シーン。」

「ん?どうしたんだ仙人?」

「いや、全く起動しなくての。」

「まさか、不良品じゃ…」

「それは100%ない、断言する!」

「じゃあどうして…」

「アレを見るんだ。」

「アレ?…あっ!」

「この掃除機、コードレスじゃない!」

「じゃない!」

「今時テレビ通販でもこんな数世代前の型落ち品扱わんわ!!」