自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE36

「お茶の間のテメーら!今からこの俺様がご家庭の主婦共に役立つ調理グッズをぬめっと紹介してやるからな!感謝しろよ!」

TAKE36

大抵のものはアマゾンの方が安い

「まずはこれ!一見ただの包丁に見えるだろーが、違う。何とこの包丁、料理芸人としてどっちかと言えば名高い「シェフ☆高橋」の叔母の隣の家に住んでいる公認会計士のおっちゃんが作ったとされる業物なんだ!どーだテメーら、欲しくなっただろう?本当ならこれを千円の三回払いにするつもりなんだけど今回は特別に三千円の一回払いで提供してやるぜ!」

「キャー!ワーッ!(スタジオの主婦たち)」

「申し込みはこっから!0120‐○○○‐✕✕✕!全員買えよ!(※数に限りがございます。)」

「か…買った!」

二日後

「さあみんな!今回の企画は料理よ!」

「料理ィ?」

「そうよ、この包丁の切れ味を試してみたいの。」

「はーん、おおかた衝動買いだろうな、テレビ通販かなんかの。この柄のセンスの悪さはアンみたいな奴じゃなきゃ買わないだろうけど。」

「…当たりよ。なんかまあまあ有名な料理芸人の叔母の隣人が作った業物だとかって。」

「…なんだそれ、ツッコミどころ多すぎて逆にツッコめんわ。」

「んで、それいくらしたノートルダム大聖堂?」

「三千円。」

「よかった。」

「よかったッピね。」

「たま~にゴミに数百万ぐらいかけるしね~。」

「前ハなんだったッケ?噴水?」

「それはもう一つ前だッピ。一個前はだっこちゃん人形を大量購入してたッピ。」

「あー、企画用だったっけ?いっぱい買うならトイレットペーパーとかもうちょっと使えるものにして欲しかったよね。」

「ネエ、調べてみたらその包丁アマンゾで864円で売ってるみたいなんだケド。」

「ま、まあまあ。とりあえず企画に移りましょう。」

お茶を濁してきたな。

「確かに、料理って大体はカノンが作るからみんなの腕前を見るってのは企画的には結構面白そうだな。」

「男女チームで分かれればいいカナ?」

「チーム分けして料理するってのはスマスマを思い出すなぁ。」

「俺、ケイ、TAMAチームとアン、カノン、ピョコルチームでいいのか?ピョコルの性別分からんし数合わせ的に入れちまったけど。」

「…なるほど。拙者言っておかなければならないことがあるんだッピ。」

「ゴクリ。」

「実は…タマゴを産めるんだッピーッ!!」

「!?」

「は?」

「タ?」

「タマ?」

「タマゴォ!?」

「う”え”え”え”え”え”え”!?」

「…ってことはピョコルは実はメ…」

「いやそんなことよりもピョコル、くちばしの件と言いオマエ何で黙ってたんだよ!」

「別に。ッピ。」

「何で沢尻エリカ風なんだよ。」

「きっと言えない理由があるんジャーマンポテト。」

「いやそんな大事なことじゃないだろ前のくちばしが取り外しできるとか今回のタマゴが産めるとか。」

「ヒヨコのくせにタマゴ産めるのは違和感しかないけどね。」

「どうせヒヨコ型キメラだから気にしても意味ねーって。どーせロロの事だ、発想がぶっ飛びすぎてて考えるだけムダだよ。」

前に一回だけ聞いたことあったっけか。確かピョコルの作者はイギリス出身で生物兵器を造る代わりに合法YouTubarになってるとかどうとかって。

「しょうがないから先に料理の方に着手しようか。ジャンルとかお題はどうすんの?」

「う~ん、タマゴ料理はどう?」

「まさか、拙者に共食いさせる気かッピ!?」

「いやそもそも包丁使おうよ!!」