自由ー中場(JIYU-TYUBA) TAKE43

俺達は今、動管省の本丸…ではなくUUUNのメンバーが軟禁されているという動管省管轄の自衛隊基地に潜入している。(動管省が自衛隊を動かす権限をもっているという設定は結構序盤の話で言っていたと思うから読み返してくれるとうれしいな。)そう、防弾チョッキと護身用の「水鉄砲」を持ってな!

…さすがに基地っつーだけあって警備とかはメチャクチャキビシイな。ここに潜入するだけでもアンのポケットマネーで何百人の警備を買収したか分からない。当のアンは久々に大金の使い道ができたから嬉しいとかどうとかふざけたことほざいていたけど。

「!」

TAKE43

ダンボールじゃ人の目はごまかせない

「やべっ、見つかったか!?」

「みんな、これをかぶって!」

「…ダンボール!これで勝つる!」

「ガバッ!」

「…気のせいか。」

完全にゲノム兵じゃねーかよ。

「それと…あとはこれを持てば個別に探しに行けるわね。」

「通信機と耳小骨を直接振動して音を伝える型のイヤホンか。」

「通信機の周波数は私は141.4でケイのが…」

もう完全にアレなのをツッコむのはヤボか…

「みんなの周波数は覚えたわね、解散!」

…確かに一人一人が別の場所を探した方が効率いいけど、そううまくいくモンかな。さて、動管省の奴らに見つからないうちに探すとするか。

「…そこのオマエ、何者だ?」

「何っ!?」

目の前に現れたのはガリガリの体格に見合わぬ異様な高身長の男だった。体格からしてTAMAに似て…ないな、TAMA以上に極端な体形をしている、っつーかどうでもいいけどアイツ顔面が小学校の時に見た人体模型そっくりなんだけど!!

…それはいいとして緑と白の斜め縞ってことはすり足先パイ(+α)と同じぐらいのレベルの動管省員だよな。アイツらはバカだからあんまり気にしてなかったけど前に見たアレっつーか拘束用武器を見る限り、コイツもそれ相応のモノを持っているはずだしな…どうしようか。

「おそらく、我々と敵対している者であると見受けられるがな。どうなんだ?」

正直倒せる気がしねぇ。距離もあるし、ここは逃げて色々詳しそうなケイかTAMA辺りに連絡するのがよさそうか。

「ダッ!」

「ニュッ!」

「ちょっと待ってよ~。」

「なん…だと…」

ソイツは俺が逃げた先の真ん前に立っていた。足にはかなり自信があるだけに、よく分からない追いつかれ方をされたのはショックだった。

「オマエがどんなに速く走れたとしても逃げることはできないのさ。我々動管省見捨てられている人材をディスカバリーする部、略して動管省「みすてりー部」のワナにかかっているからね。」

クソッ。

その頃、ムカキン

「ちょまちょま、ちゃけばコレはないっしょ。いきなり楽器持った奴らに囲まれた上に動管省炊事、掃除、ガキの子守り、草刈りなど何でもお手伝いする部、略して「すいそうがく部」とかありえないっつの。どー考えても家政婦とかそういう奴っしょ、緑や青と白の斜め縞がいなければさぁ。

…でもさ、ちゃけば音楽ならこっちも負けるつもりはないからカクゴしといた方が、いーんじゃね?」